地球の温暖化

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地球の温暖化

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地球温暖化って何?

大気中の温室効果ガスが増えたからなんだ。
地球は太陽のエネルギーで温められているんだ。温められた地面から 出る熱の一部は宇宙に放出されるけど、残りの熱は大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスにより再び地表に戻されるんだ。このような働きによって、地球の温 度は15℃に保たれ、人間をはじめ生き物が生きていくのにちょうど良い環境になっているんだ。
しかし、温室効果ガスの濃度が高くなると、地表に戻される熱の量が多くなり、地球の気温を上昇させてしまうんだ。
つまり熱がこもって地球が熱くなってしまうんだ。これを地球温暖化というんだよ。

 

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どうして温室ガスが増えたのでしょう?

人間が石油などをたくさん使ったからです。
みんなは毎日、電気やガス、ガソリン、灯油などのエネルギーを使っているね。エネルギーを使うと温室効果ガスである二酸化炭素が発生するんだ。
つまり、テレビを見たり、お風呂に入ったり、自動車に乗ると二酸化炭素が発生するんだよ。
機械による大量生産が始まってから、人間が石油や石炭をたくさん使うようになって、この250年間で二酸化炭素の濃度が30%以上も増えてしまったんだ。

 

地球温暖化がすすむとどうなるか説明しよう。

1990年から2100年の間に気温が1.4~5.8℃上昇し、温暖化がすすむと世界のさまざまな場所で、さまざまな影響が起こると予想されています。
二酸化炭素の増加をストップすることが出来れば、気温の上昇を最低限に抑えることが出来ます。
みんながどれだけ二酸化炭素を出さないように出来るかによって、どれだけ温暖化がすすむかが決まります。

さまざまな影響って、一体どんなことが起こるの?

  • 地球の温暖化は、20世紀の間に0.4~0.5℃上がりました。このまますすむと2100年には1.4~5.8℃上がると予測されています。
  • 海面は20世紀の間、10~20cm上がりました。今後地球温暖化により氷河が溶けたり南極や北極の氷が溶けたりして海面は9~88cm上がると予測されています。更に、海面上昇は日本でも1mの海面上昇で全国の砂浜の9割が失われると予測されています。
  • 今後更に温暖化がすすむと、海面上昇により水没する島や陸地も続出。農業や水産業にダメージを与え、自然生態系への悪影響や干ばつや洪水、大きな台風やハリケーンなどの異常気象が増え、世界中で大規模な変化が起こると予測されています。
  • 温暖化による、穀物生産への影響は、食料の多くを海外に頼る日本には深刻な問題です。また、水不足や洪水の増加、水質の悪化、伝染病の発生地域の拡大や熱中症患者の増加なども心配されています。
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日本は二酸化炭素をどれくらい出しているか説明しよう。

1950年から2000年までの二酸化炭素排出量の変化

20世紀になった1950年から2000年までの二酸化炭素排出量の増え方は19世紀までの増え方に比べて急カーブで増えています。

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日本の排出量は世界で4位です。

全世界を合計すると、二酸化炭素の排出量は年々増えています。
特にアメリカやヨーロッパ、日本など先進国が多く排出しています。中でも日本は世界で4番目に多く排出しています。一方、世界には豊になる為に都市や産業を発展させようとしている国がたくさんあり、それらの国々で今後エネルギーの使用量が増えれば、更に二酸化炭素が増えてしまうと言われています。

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資料:日本エネルギー経済研究所編 「エネルギー経済統計要覧(2005年版)」より環境省作成
※二酸化炭素換算です。

※ドイツ3.5% フランス1.6% イギリス2.3% その他EU4.3% イタリア1.8%

 

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京都議定書を知っていますか?
日本は約束したんだ。

平成9年(1997年)に世界の国々が京都に集まり、二酸化炭素などの温室効果ガスを減らす為の話し合いをしたんだ。この話し合いで先進国は、2008年から2012年までの間に温室効果ガスの排出量を1990年よりも減らすことを決めて、京都議定書にその約束をまとめたんだ。
日本は温室効果ガスを6%減らすことを約束し、今年2月から園やs九速を実行することになったんだよ。

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国際社会との約束

束京都議定書では、各国が参加して話し合い、温室効果ガスを減らす目標を決めています

地球との約束

地球温暖化は、人間だけでなく地球上に暮らす生き物全てに影響する問題です。

未来との約束
地球温暖化は、今を生きる人々だけでなく、これから生まれてくる人々にも影響する問題です。

 

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地球の温暖化のメカニズムは?

温室効果ガスはなぜ地球の大気の温度を上げるのだろうか。
地球には、太陽から光と熱が届けられており、そのエネルギーは地球の表面近くで1平方メートルあたり約1380Wにもなる。このエネルギーによって地球は温められるのだが、温められた熱は、赤外線として宇宙空間に放出される。その時、地球を取り巻く二酸化炭素(CO2)やメタンなどのガスによって赤外線が吸収されることにより、地球の大気の平均気温は15℃に保たれている。しかし、温室効果ガスがない場合には、-18℃に下がってしまうといわれる。逆にCO2などの温室効果ガスが増えすぎると、宇宙に放出される熱が減って、地球の気温を上昇させてしまうことになる。

地球温暖化の日本への影響は?

地球が温暖化すると日本にはどんな影響が考えられるのだろう。

日本における今後100年間の年平均地上気温の昇温量は、南日本で+4℃、北日本で+5℃と予測されている(環境省「地球温暖化の日本への影響2001」)。これによると、森林生態系については、温暖化による積雪量と積雪期間の減少で、餌が豊富になるなど、野生生物の生息に好条件となることから、ニホンジカ、ニホンザルなどが増え、生息分布が拡大し、作物に被害が出ると予測されている。土壌環境では、海水面上昇により、東北・北陸部の低海岸地域では農業土壌の地下水位が上昇し、塩害が心配される。また、麦、大豆、トウモロコシなど、輸入に頼っている食料は、温暖化による輸入相手国の生産変動の影響を大きく受けると考えられている。また、気象研究所の最近の研究によると、地球温暖化によって、梅雨が長引き集中豪雨の危険性が増すほか、台風の発生数は減少するものの、より大型になり被害の規模も大きくなるという。日本は、エネルギーも食料も海外に大きく依存しているため、温暖化のダメージの大きい途上国の環境の激変によって、安全保障面でさまざまなリスクが増大する可能性が大きい。

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